わたしは弱い
ばあちゃんに弱音を吐いたら
ばあちゃんが言った
人間は弱くていいんや
弱くていいんだ
わたしでいいんだ
自分が強いだなんて思い違いをしていたんだ
弱くていいんだ
わたしでいいんだ
ただ今は
この弱さのせいで誰かを傷つけないように
この弱さのせいで誰かのせいにしないように
人間は弱くていいんや
ありがとう
少しずつ直していくね
わたしは弱い
ばあちゃんに弱音を吐いたら
ばあちゃんが言った
人間は弱くていいんや
弱くていいんだ
わたしでいいんだ
自分が強いだなんて思い違いをしていたんだ
弱くていいんだ
わたしでいいんだ
ただ今は
この弱さのせいで誰かを傷つけないように
この弱さのせいで誰かのせいにしないように
人間は弱くていいんや
ありがとう
少しずつ直していくね
わたしの中に
大きな不安さん
がいる
胸の辺りからおへその辺りまで
おたまじゃくしの様な形の
大きな
不安さん
不安さんを両手で
抱き寄せながら
不安さんの頭を
ぽんぽん
なでなで
右に揺れたり
左に揺れたり
グルグル体を回したり
不安さんは少し
小さくなる
ひとまわり
ふたまわり
口から
はーーーーーっ
と不安さんを
出してあげるには
まだ不安さんは
大きい
そんなことないよ!
不安さんが言った
そっかぁ
どこかで私はこの不安さんに
しがみついてるんだ
わたしが
手放せないでいるんだ
今日は
お父さんの命日
この心
周りの色々なせいにして
この巨大な不安を
見ないふりをしてる
たぶん楽だから
怠けごころ
自分勝手で
調和を考えていない
ヨガは
それを表面的に塗り替えて
それを繰り返して
螺旋状に
それを見えなくしていく
うまくいけば
それは出てこなくなる
どこかに
消えたように
さて
この不安は
私は自ら選択してきたものなのか
たぶん
そうなのだろう
何を好き好んで
選んだのかな
夢を見た
デタラメな口先だけの整体師に施術をして貰っていた
私は整体師に道を間違っているよって伝えた
整体師は涙を流した
その整体師は私だ
答えは
わたしの中の
どこかに
ある
好きだ
思いっきり
歌いながら
自転車を
サーッとこぐ
学生服
すれ違う時
かすかに目が合う
見てないよ
聞こえてないよ~
あ、
車とすれ違った
無事に歌が続く
歌が
どんどん
遠くなっていく
角を曲がったら
聞こえなくなった
たぶん
歌は
続いてる